春真っ盛りの快晴の釣行当日、散歩がてら水路をさかのぼりつつ所々タナゴの姿を確認しました。
水路には2枚貝の移動した痕跡もはっきり見れたと同時に、釣り上げた魚の中に産卵管の伸びた個体も数匹いたので産卵行動も始まったと思われます。
そろそろ水路の水量も徐々に増えつつあり、ピンポイントでしか釣れなかったタナゴも所々で釣れてきました。
では当日の話始めます。
水路に多く見られた貝の移動跡
当水路には水中に水草が大量に育ちいかにも生物がいそうな雰囲気です。
そして同時に多く見られたのは貝の移動跡です。
ご存じの様にタナゴが産卵するには、必ず2枚貝の存在が不可欠なわけですが、この水路にはタナゴと同じく相当数の貝が生息している様です。
水が濁って目視では確認できないですが、おそらく泥の中に潜り込んでいると思われます。

こちらは巻き貝のタニシかカワニナでしょうかこちらもたくさんみられます。

タナゴの生息場所が近年少なくなりつつ有るのは、2枚貝の生息できる環境が減っている事に密接な関係があります。
昔ながらの田園部の泥底の自然護岸はコンクリ護岸へと整備が進み、二枚貝が生息できなくなってしまいます。
この水路も部分コンクリ護岸ではありますが、全面コンクリではないため貝とタナゴが同時に生息できている環境が残っているわけです。
昨今有名ポイントではタナゴの乱獲業者が出没している様ですが、2枚貝も同時に根こそぎ持ち帰ってしまうため、もはや産卵さえできずポイントが全滅となってしまう可能性も有ります。
業者の人達も自分の首を絞めている事をよくよく考えてほどほどに行動していただきたいです。
この水路に関しては私は仕事場の近所で有るため頻繁に見に行っていますので、もしお会いした時はある程度文句はつけさせていただきますのでよろしくです。(笑)
当日釣れたタナゴ達の姿は
当日タナゴの群れの姿が確認できたのはやはり他より水深のある水門脇界隈でした。それこそ土手上から見ると大量に確認できます。
そして釣れてきたタナゴ達がこちら

この中でも1匹だけ産卵管の長くのびたタナゴがわかるでしょうか。
そしてリリース前にごめんなさいで少し写真撮影したのがこちら

当然本ブログに訪問くださったタナゴ好き方ならご存じと思いますが、この管を隙間から差し込んで卵を送りだすわけです。
そして本日の釣果は3時間ほど散歩しつつではありますが計3カ所で約50匹ほど絶え間なく釣れてきた感じです。
おまけで当日見かけた他の生き物たちと風景
こいつはテントウムシの幼虫ですで久しぶりに見ました。
そして春の小川の定番オタマジャクシです。
見にくいですがかなりの大型でしたのでウシガエルのオタマでしょう。

そして田園風景の一部

いやーこの1日歩き回って少し疲れたのですが心は癒されてしまいました。
まとめ
今回もいつもながらで定番水路への釣行になってしまいました。城北での釣りも楽しいのですがいい景色の中でこちらの様にのんびりな釣りもはまってしまっています。
間もなくゴールデンウイークに突入するわけですが、家族はそれぞれ予定ありとの事でおそらく私は釣り三昧になる可能性有りです。
では今回はこの辺で終わりにしたいと思います。