朝方ネットでニュースを検索していると、私の興味をそそる言葉が飛び込んできた。
あのNASAが、ハッブル宇宙望遠鏡にて観測していた衛星エウロパに関しての重大発表があると予告!とありました。
科学好きのおじさんとしては興味津々です。
もしかして生命体発見の話なんて事はさすがにないでしょうが、NASAが重大発表と予告するぐらいですから期待してしまいますよね。
エウロパの写真
エウロパの概要
エウロパは天文学者ガリレオが発見した イオ、ガニメデ、カリストに続く 木星の4つ目の衛星、つまり地球で言えば月と同じ存在で、大きさもほぼ同じ天体です。月と違うのは、衛星全体が全面厚い氷に覆われてしまっている事です。
NASA発表のハッブル宇宙望遠鏡の写真によるエウロパを見ると、全面に渡って巨大なひび割れが見えます。
そしてこのひび割れの原因となるのが、巨大な木星の重力の影響で発生する潮汐力の影響だと言うのです。
そしてこの事実がエウロパの厚い氷の下には大量の水が液体の状態で存在する可能性を示し、究極の話、生命が存在する可能性が高いとの理由らしいです。
エウロパに働く潮汐力
無数の亀裂写真
潮汐力は、簡単に言えば近くの天体の重力の影響で円形→楕円→円形を繰り返す力の事で
地球で言えば月の影響で海面の満ち引きが発生する現象の源動力の事です。
釣りをする人はよく知っていると思うのですが月齢によって潮が満ち引きする原因です。
しかしながら、エウロパでは間近に存在する太陽系で最大の惑星である木星の巨大な重力の影響で、地球とは比べ物にならないほどの強大な潮汐力が働いていると考えられています。
エウロパ表面の亀裂はこの潮汐力が働いて衛星本体がゆがんだり戻った結果と思われているそうです。
そして衛星表面の氷の下にはこのゆがみや戻りの時に発生する摩擦熱で、水が液体の状態存在すると考えられています。
つまり生命存在に必要な水が液体状態で存在しており、光の存在しない深海には地球で先頃発見された様な熱水噴出孔の廻りに生息するチューブワーム、貝類、甲殻類、などとよく似た生命体が存在する可能性が期待されているそうです。
断面想像図

どんな生命体か?
この話を調べているうちに先頃動画配信サイトで見た 「エウロパ」 なる映画を思い出しました。話の最後に、生き残った調査隊の最後の1人がクラゲだかタコみたいな生物に襲われるシーンがありました。
さすがにその様なSF映画の様な生物が存在するとは思えませんが、もしかしたらと期待していまいます。
実際は先に書いたチューブワームのような物が今の時点では私の想像力の限界です。
現実にはその生命の存在が証明されるのはまだまだ未来の話の様です。
まとめ
近いうちにこのエウロパに向け探査船を差し向ける計画もあるようですが、火星に続き現実に着陸探査できる日はまだまだ先の様です。しかしながら遙か先の天体を鮮やかに映し出すハッブル宇宙望遠鏡の性能にも驚きです。
そしてどの様な夢のような話がNASAから飛び出すか楽しみです。
追伸
このブログの後日正式なNASAの発表がありました 事の概要はちこらの記事で確してください。