50代おじさん日々のブログ

大阪在住の50代おじさんの日々の出来事を語りたいです

科学ネタ

惑星ニビル接近のウワサ本当のところどうなのでしょうか?

投稿日:2016年11月1日 更新日:

今回はもはや都市伝説となっている未知の惑星Xニビルについて調べて見ました。

近頃この天体ニビルが大接近の噂があり、都市伝説的な噂話だろうとは思いましたが、少し好奇心がわきましたので調べてみました。

planets_iau

引用元 https://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/index.html

ニビルと呼ばれる惑星とは

1982年NASAが 土星、天王星及び海王星の軌道に影響を与える程の惑星が太陽系外縁部に存在しているかもしれないとの発表を行いました。

当時世界中この惑星Xと呼ばれる太陽系惑星ニビルの話題でもちきりになりました。

この根拠はある物理法則により規則正しく動くはずの惑星の軌道にズレが生じている事が確認されたからです。

その原因として未知の惑星の接近干渉による摂動(惑星の近くを他の天体が通過するときに働く引力で惑星の軌道にズレが生じる現象)が発生したとの仮説が持ち上がりました。

しかしながらこの発表から数年たってもこの未知の惑星をとらえた学者はいませんでした。

その様な中ある学者が、この未知の惑星は大きさは地球の5倍、質量は20倍、密度は100倍の非常に重い褐色矮星であり、太陽系の惑星とは逸脱した極端な楕円軌道を廻っているとの仮説を発表しました。

そしてその軌道予想が太陽系惑星の公転軌道に交差するような動きで、公転周期は驚きの3600年とのことで本当なら驚愕です。

太陽系でもっとも外側を廻る海王星の公転周期が約160年なのでどんだけ大きな楕円軌道かと想像してしまいます

スポンサーリンク

惑星ニビルの信憑性

ここでふと疑問がわくのですが、太陽系の惑星の軌道は下記ケプラーの法則に従い、太陽を基点に規則正しく廻っているとする話はどうなるかとのことです。

ケプラーの第1法則
惑星は太陽を1つの焦点とする楕円軌道を描く。

ケプラーの第2法則

惑星と太陽とを結ぶ線分が単位時間に描く面積は一定である

ケプラーの第3法則
惑星の公転周期 T の2乗は、楕円軌道の半長軸 a の3乗に比例

難しすぎてわかりにくいですが、太陽系の惑星の軌道は太陽を中心にほぼ円に近い楕円軌道を描いていており、例外なくこの法則に従うとの事です。

そして太陽系の一員であるなら、この法則から逸脱した動きをする惑星は、物理的に存在しないとの事でこの惑星の存在自体絵空事の様に私自身感じました。

今のところこのような特異な軌道を回る天体はNASAを始め専門家は否定しています。

しかしながら太陽系9番目の惑星の存在自体を否定しているわけではないそうです。

つまり惑星ニビルとは別の話で、あくまでケプラーの法則にしたがい海王星のはるか外を回る9番目の惑星の存在自体を否定しているわけではないとのことです。

当然この惑星の存在が事実としても、地球の遥か彼方を回るため地球の公転軌道と交差するわけもなく衝突や天変地異を引き起こすわけでもないでしょう。

とゆうことで惑星同士の急接近は現実的にないとのことなのですが、これが隕石などの小天体となると話は別で、NASAはたえず監視をしているそうです。

th-1

引用元 https://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/index.html

まとめ

地球に謎の天体ニビル大接近なんて話は全くの都市伝説だとおもわれます。

それ以前にこの惑星ニビルの存在自体今だ仮説の話で飛躍し過ぎでしょう。

ネットに流れる写真自体決定的な物はありませんでした。

NASAのサイトのギャラリーで検索しても当然出てきませんでした。

とかくNASAがからむと噂に尾ひれがついて話が膨れ上がる傾向にあると思います。

近いとこでは、ベテルギュウスの爆発で2つの太陽が現れるだの、エウロパに生命体発見だのの話題がありました。

私もこんな話題は興味津々の性格なんですが、話八分目で聞いたほうがよさそうです。

では今回はこの辺で終わりたいと思います。

PC

スポンサーリンク

PC

スポンサーリンク

-科学ネタ

執筆者:

関連記事

宇宙の暗闇の大部分を満たす暗黒物質が実在する模様です。

  暗黒物質なんてSFっぽい名前がついている別名ダークマターの存在が近年科学者の間で取り沙汰されているらしいです。 前々からその名前は時々聞いた事が有り、興味がわいたので少し調べてみました。 …

ブラックホールへの入り口である事象の地平線では時間さえも止まってしまいます。

ブラックホールの事を解説するサイトで、頻繁に出てくる事象の地平線の事に、少し興味がわいたので調べてみました。 事象の地平線の概略 サイトの解説にブラックホールの中心である特異点の廻りには内と外を隔てる …

スーパーフレアで人類滅亡なんて事は映画の中だけの話の様です。

NASAは常に太陽の活動を監視しているわけですが、その中で度々起こる太陽フレアに着目監視を強化しています。 これはこの太陽フレアが放つ放射線や電磁波が、船外活動をおこなう宇宙飛行士の体や電子機器に多大 …

中性子星が地球壊滅の原因になるのは遠い未来の話の様です。

前回のブログ記事にてベテルギウスの超新星爆発の事にふれましたが、今回はその後の話になります。 超新星爆発後に残る特異な天体中性子星とは 超新星爆発自体も廻りの天体に壊滅的な影響を及ぼしますが、その後に …

エウロパに生命の可能性、その理由とNASAの予告とは?

朝方ネットでニュースを検索していると、私の興味をそそる言葉が飛び込んできた。 あのNASAが、ハッブル宇宙望遠鏡にて観測していた衛星エウロパに関しての重大発表があると予告!とありました。 科学好きの …

当方大阪在住のサラリーマンです。
日頃感じた疑問や好奇心を語ろうと
当ブログを立ち上げました。
息抜きの趣味である釣りの情報も
併せて発信しています。
どうぞよろしくお願いします。
yonesan29@gmail.com