今回はもはや都市伝説となっている未知の惑星Xニビルについて調べて見ました。
近頃この天体ニビルが大接近の噂があり、都市伝説的な噂話だろうとは思いましたが、少し好奇心がわきましたので調べてみました。
引用元 https://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/index.html
ニビルと呼ばれる惑星とは
1982年NASAが 土星、天王星及び海王星の軌道に影響を与える程の惑星が太陽系外縁部に存在しているかもしれないとの発表を行いました。当時世界中この惑星Xと呼ばれる太陽系惑星ニビルの話題でもちきりになりました。
この根拠はある物理法則により規則正しく動くはずの惑星の軌道にズレが生じている事が確認されたからです。
その原因として未知の惑星の接近干渉による摂動(惑星の近くを他の天体が通過するときに働く引力で惑星の軌道にズレが生じる現象)が発生したとの仮説が持ち上がりました。
しかしながらこの発表から数年たってもこの未知の惑星をとらえた学者はいませんでした。
その様な中ある学者が、この未知の惑星は大きさは地球の5倍、質量は20倍、密度は100倍の非常に重い褐色矮星であり、太陽系の惑星とは逸脱した極端な楕円軌道を廻っているとの仮説を発表しました。
そしてその軌道予想が太陽系惑星の公転軌道に交差するような動きで、公転周期は驚きの3600年とのことで本当なら驚愕です。
太陽系でもっとも外側を廻る海王星の公転周期が約160年なのでどんだけ大きな楕円軌道かと想像してしまいます
惑星ニビルの信憑性
ここでふと疑問がわくのですが、太陽系の惑星の軌道は下記ケプラーの法則に従い、太陽を基点に規則正しく廻っているとする話はどうなるかとのことです。ケプラーの第1法則
惑星は太陽を1つの焦点とする楕円軌道を描く。
ケプラーの第2法則
惑星と太陽とを結ぶ線分が単位時間に描く面積は一定である
ケプラーの第3法則
惑星の公転周期 T の2乗は、楕円軌道の半長軸 a の3乗に比例
難しすぎてわかりにくいですが、太陽系の惑星の軌道は太陽を中心にほぼ円に近い楕円軌道を描いていており、例外なくこの法則に従うとの事です。
そして太陽系の一員であるなら、この法則から逸脱した動きをする惑星は、物理的に存在しないとの事でこの惑星の存在自体絵空事の様に私自身感じました。
今のところこのような特異な軌道を回る天体はNASAを始め専門家は否定しています。
しかしながら太陽系9番目の惑星の存在自体を否定しているわけではないそうです。
つまり惑星ニビルとは別の話で、あくまでケプラーの法則にしたがい海王星のはるか外を回る9番目の惑星の存在自体を否定しているわけではないとのことです。
当然この惑星の存在が事実としても、地球の遥か彼方を回るため地球の公転軌道と交差するわけもなく衝突や天変地異を引き起こすわけでもないでしょう。
とゆうことで惑星同士の急接近は現実的にないとのことなのですが、これが隕石などの小天体となると話は別で、NASAはたえず監視をしているそうです。

引用元 https://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/index.html
まとめ
地球に謎の天体ニビル大接近なんて話は全くの都市伝説だとおもわれます。それ以前にこの惑星ニビルの存在自体今だ仮説の話で飛躍し過ぎでしょう。
ネットに流れる写真自体決定的な物はありませんでした。
NASAのサイトのギャラリーで検索しても当然出てきませんでした。
とかくNASAがからむと噂に尾ひれがついて話が膨れ上がる傾向にあると思います。
近いとこでは、ベテルギュウスの爆発で2つの太陽が現れるだの、エウロパに生命体発見だのの話題がありました。
私もこんな話題は興味津々の性格なんですが、話八分目で聞いたほうがよさそうです。
では今回はこの辺で終わりたいと思います。