今回は公私ともに急がしい合間を縫っての2週間ぶりの釣行です。
ある程度この難しい時期で今回の城北のタナゴ釣行はボーズ覚悟です。
今回は城北の様子を確認する以外、もう1つの目的が有りました。
活性が低く食欲のない時期のタナゴ釣りの特効餌の玉虫の採取が目的です。
では当日のお話始めてみます。
城北は今しばらく冬のパターンです
当日は午前中に切り上げる予定で早朝からの出発です。いつもの通りワンドへのアクセスは城北公園からです。
雰囲気はまだまだ冬の様子のままです。

淀川河川敷の上からのワンドで様子で、いつ来ても広々した気持ちのいい場所です。

サギやカモも全く人間を恐れる様子もなく、相変わらずのんびりくつろいで越冬していますが、春に近づく頃と飛びたぅて行くと思います。

今回は通称三角池の一角に釣り座を構えました。

仕掛けはいつものままの市販仕掛けに極めタナゴに針交換した物です。
私は毎回小ズーム竿に仕掛けをセットしたままチャック袋に入れてすぐに始めれる様に持ち歩いており、練り済みのタナゴグルテンも同時に密閉したままポケットに入れており、到着すぐに仕掛けを投入出来る様にしています。

まず当日釣り座を決定する前に色々歩き回る為身軽にしています。
とりあえず池の様子を眺めましたが生命感が全く感じられませんでした。
とりあえず仕掛けを投入してみましたいくらまっても浮子がぴくりとも動きません。
やはり城北のタナゴの姿を見るには今しばらく時間がかかりそうです。
とりあえず今回の城北のタナゴは残念ですがあきらめて、次の目的のタナゴの特効餌と呼ばれる玉虫を探してみます。
タナゴ釣りから玉虫ハンターに
今回玉虫を城北にて見つけようと思いましたのは、実は私がタナゴ釣りを始めた頃この城北で話しかけていただいた年配の方に玉虫の情報をいただいていたからです。この方は釣りをしていたわけでなく毎朝ワンコを散歩させている近所の方の様ですが、やはり毎朝釣りの方に声をかけているようで、その話の中でいろいろな情報を持っているようです。
ここの場所はタナゴが釣れやすいとかなど色々お話いただいたのですがその中で玉虫の話が出てきました。
散歩途中にいつもの様に釣りを眺めていると、ある方が玉虫の繭をから幼虫をとり出して針につけているのを見かけて話を聞いたらしいです。
釣りをしないこの方は玉虫がタナゴの特効餌で有ること初めて知ったそうですがここ城北にはそこかしこに玉虫が繭を作る木が有る事を私に教えてくれました。
今まで玉虫の事は当然ながら知っていましたが使うことは有りませんでした。
理由はグルテン餌で充分釣果が有ったからです。
しかし釣れないパターンが続くとやはり使ってみたくなりました。
ところがいざ採取しようとしてもなかなか新鮮な玉虫が見つかりません。
勤務先はまだ自然の残っているような所なのですが、その近辺で見つけてもほとんどは昨年羽化した物や、死んだ繭ばかりです。
そうこうしてるうちに間もなく繭も羽化してしまう季節も間近になったので、急いでここ淀川に探しに来た次第です。
玉虫はここにいた!
何か昔TVでやっていた様な小見出しになってしまいましたが、結果から申しますとやはり淀川は都会の中で唯一の釣り人のパラダイスでした。しばらくそこかしこの枯れ木を見て回りましたが収穫は有りませんでした。
しかし河川沿いの裏手、あまり人目のつかない雑木辺りのそこかしこに当年産の玉虫が見つかりました。

相当な数が見られましたが、きりがないので今シーズンの私と連れの分だけ採取させてもらいました。

かなり強力に枝に張り付いていますが、枝ごと折るのはダメとの事で根気よくねじりながら採取していきます。
かなりの堅さのためあまり力を入れ過ぎない限り割れることは有りませんでした。
しかしこの様な人の目にはかなり目立つマーブル模様はなぜなのでしょう。
おそらく天敵である生物からは木の枝についた鳥の糞やゴミに見えるのかもしれません。
そしてここで一つ注意なのですが、繭の形が完璧で羽化前の繭に見えてもマーブル模様が消えて黒く濁った色の繭は、虫が死滅している可能性が大きいので手を出さない様にしてください。
また繭に小さな針穴のような穴が開いている繭にも手を出さないようにしてください。
100%寄生されており他の小さな幼虫が何匹もでて来てトラウマになってしまう可能性大です(笑)。
私自身勇気を出してわってみましたがミイラの様な幼虫が出てきただけでよかったです。
高い場所に着いている繭も多いですが採取にはあまり無理は禁物です。
この場所もこれからは緑や草に覆われ全く踏み込めない場所になるので期間限定のラッキーポイントでした。
そうこうしているうちに日も高く昇りましたので早々にに城北を後にしました。
ついでに近くの野池で小魚釣り
まだ日も高く釣りの方はまだ少々消化不足気味な気分です。少し魚の反応を楽しもうと近所の野池によりました。
仕掛けと餌はそのままタナゴの分流用です。
この池は私が子供の頃からよく通っている池なのですが、時代とともに魚は釣れにくく案の定ギルが繁殖している様子です。
この日はホカポカのんびり陽気で、他のへら師のおじさん達に混じって釣り糸を垂れてみました。
2時間程でしたがそこそこの数のモツゴが釣れましたので、家の水槽にいるモツゴの仲間に加えるため数匹持ち帰りましたが、今現在元気に泳ぎ回っています。

まとめ
今回採集した玉虫は今1度京都水路にて今期中早々に試すつもりです。とりあえずはこの先水路に水量が増えて、魚の活性があがるのが待ち遠しい気持ちですが
もう少しの間はボーズ覚悟で釣行は続けるつもりです。
採取した繭は玄関先の涼しい場所の虫かごの中においてありますが、本当は冷蔵庫なんかで冷やして置いてた方が羽化が遅れて保存しやすいと思います。
しかし虫の繭を冷蔵庫に入れておくのは、さすがに家族の手前不可能と思いますので早々に使い切ってしまうしかないと思います。
次回は玉虫を使った報告などをブログに投稿する予定です。
では今回のお話はこの辺で終わりにしたいと思います。