みなさまは川エビと呼んだほうがわかりやすいかもしれませんが、手長えびってこぞんじでしょうか。
そのままズバリ前足が非常に長いえびでなんですが、こいつを釣り針で魚と同じように釣り上げる事が都会の淀川で可能なんです。
ザリガニみたいにスルメをハサミで挟ませてつり上げるイメージが有ると思いますが、このエビは普通に魚釣りの様に口に釣り針がひっかかつて来ます。
梅雨の最盛期に向け少しこの手長エビの釣りに関してお話してみたいと思います
2019年手長釣行の記事アップしていますので興味あればご覧ください
https://yonesanlife.com/2925.html
淀川で手長エビが釣れるお勧めポイント
手長エビは梅雨時期に最盛期を迎える釣りの対照魚なんでが、ここ関西の淀川や武庫川にもしっかり生息しており、私も梅雨入りから夏場にかけて淀川の海老江や塚本によく釣りにいきます。淀川のポイント的には地図的に別記事淀川ハゼ釣りお勧めポイント編のCDEFのポイントが足場もよくアクセスも便利でお勧めです。

私は最盛期には手長の最も活性のあがる涼しい夜半の釣りがメインになりますが、最もお勧めなのはEとCポイントになります。


この場所は橋のすぐ真下なの夜でも道路沿いの街灯で有る程度明るいのと(あくまで夜ですので明かりは有りますが必ず予備のライトをお持ちいただくのと一人での釣行はしないでください)、梅雨時で有ることから不意の雨でも橋の下に待避可能だからです。(ポイントFも橋の下では有りますがここは真っ暗になりますので安全上夜半の釣行はお勧めはしません)
本当はDポイントの夜半釣りが最も実績有るのですが近年この場所は立ち入り禁止になってしましました。
昼間で有ればおそらく注意もされず可能と思われますがそこは自己責任でお願いします。
もちろん昼時で有ってもどのポイントでも梅雨時になりますとワンサカいますので充分釣れますから心配には及びません。(とゆうか普通なら昼の釣行がメインとなるとおもいますが)
ちなみにアクセスがよいのは JR西日本海老江(こちらは河川公園で時間制限ありますが無料駐車場やトイレあり)や塚本が便利でどちらも徒歩で行ける距離で道の途中に餌屋もありますが必ず営業時間(結構アバウトなため注意)など確認して釣行してください。
手長エビの仕掛けと餌はどうするの
ネットで検索しますと安くてお手頃な夏場の遊びと紹介されていますが、そのとおりで簡単な装備で楽しめる釣りです。具体的には安物のグラスのべ竿に普通の玉浮き仕掛けで充分です。
一つ注意としまして針サイズは専用エビ針2-3号や赤虫針、タナゴ針等小さなサイズチョイスしてください。
手長エビは非常に口が小さく形が複雑な為普通の袖バリなどの大きな針ではかかりにくい為針のフトコロが短い必要が有るからです。
私自身城北ワンドなどでタナゴ釣りもするためタナゴ用の針を流用しています。
なんならセットの手長エビ仕掛けもありますので手にはいれば充分OKです。

後は小型の玉浮子(夜釣りならここにケミホタルがくわわります)とカミツブシオモリやよりモドシなど普通の玉浮仕掛けでOKです。
エビバリなど市内の釣具屋では取り扱いのない時は、淀川ご用足しのハゼ釣り詳細編や塚本編で紹介しました山口釣具店さんや山田漁具さんなどには売っていますので立ち寄っていただければOKと思います。
餌は赤虫が確実なんですが、私自身夜半メインの釣行が多い為手に入らないパターンが多いので、あらかじめ保存の効くミミズや究極虫餌の苦手な人は鳥のささみなんかでも可能です。

実際私も鳥のササミで何度も釣らしてもらっています。
確かに多くの釣り人が並んで釣る場合には一人りササミとなると不利になるでしょうが、夜に釣行する物好きは私と同僚位なので今までのところ不便は有りませんでした。
ここで簡単な釣りで有りますが一つ注意があります。
この手長エビの非常に口が小さく小食でありますので赤虫やミミズはたまたゴカイ 1パックは多すぎでほぼ全部余ってしまう事になってしまいます。
特に保存の利かない赤虫とゴカイについては確実に放流の憂き目にあいますので、流用する予定がない場倍は無駄が多くなってしまいます。
ハゼ釣りと重なる夏場の季節ならゴカイなどは流用できるでしょうが、そう考えると虫餌はミミズがベストとなるかもしれません。
ミミズなら100均のケースに腐葉土を入れて涼しいところに放置すればある程度保存は効くはずです。
もしくは究極私と同じく鳥ササミを試して見てください。
手長エビの釣り方は
次に釣り方なのですが、非常に簡単な釣りなのですがいくつか他の釣りと違うところが有ります。まず餌のつけ方ですがちいさな針が隠れるくらいのほんの少しの餌にしてたらし部分などは無しにしてください。
夜でさえ赤外線の眼力で小さな餌にくらいついてくるぐらいですので餌が小さくても問題なく見つけてしまいます。
この仕掛けを岸際のゴロタ石やテトラの隙間に餌が底に着くくらいの棚でそっと落とし込んでください。
やがて浮子にエビ独特のモソットしたかすかな当たりが出ます。(ここで急に浮きを消しこむようなあたりは残念ながら小型のハゼかチチブの可能性が高いです)
そして非常に肝となる部分ですが、決して浮子に反応が出たとしても即大合わせは絶対に禁止ということです。
手長エビの習性としてまず餌を見つけるとすぐにパクリと食べるわけではなくその特徴である大きなはさみで餌を口元までたぐり寄せ確保する行動を見せます。
初めに浮子に反応が出るのはこのときで、この時点で合わせを入れても針掛かりしてきません。
浮子に反応が出始めしばらくそのままにしているとやがてゆっくり浮子が横にスーッと動きだします。
このときエビは餌を抱えたまま自分のテリトリーに持ち運んでいる状態です。
やがて浮子の移動が止まりますとおそらく口に運んでもぐもぐしている状態になっていると思われますが、ここでも決して大合わせしてはいけません。
ここが肝腎なのですがここで少しゆっくり竿を立てて聞き合わせをしてみます。
この時点でエビが餌を咥えた状態なら異変に気づき、とっさにエビバックなる待避行動を興し自動的に針掛かりしてしまいます。

このエビバックが本当たりの印でビンビンした独特の当たりが出ますが、この時が非常にどきどきして楽しい瞬間です。
あとはゆっくり取り込むだけで、水面から引き上げた瞬間まさしくお手上げ状態のエビが姿をあらわします。


最盛期であれば数本置き竿にしていれば自然にかかっている場合も多いですが、その場合でも大きく竿をあげることはせず、聞き合わせのゆっくりした竿立てのプロセスは必ず行うようにしてください。
せっかく餌に食いつこうとしているエビをとりにがすのはもったいないです。
聞き合わせで反応無い場合でもゆっくり竿をもどせば再び同じエビが食らいつくパターンが多いので釣果が違ってくると思います。
もう1つここで大事な物を忘れていましたがエビの口から針をはずす為のとげ抜きORピンセットです。

針が小さい為複雑なエビの口にかかった針をうまく手ではずすのは非常に困難なため必ず用意してください。
取り込みは小さなはさみですが挟まれると少し痛いので、片手で長い前足と胴体を確保しつつもう片手でピンセットで針はずししてください。(これは慣れで色々挑戦してみてください。)
もう一つ注意としまして淀川の釣り場は汽水域なので水位の干満が激しいため岸際とはいえ(エビ自体はほんの岸際のゴロタ石やテトラの隙間に隠れているので)水面までの距離が大きくなり釣りにくい場面が出てくるので、水面まで届く伸縮の効く少し長めの竿を用意していただくのが無難なのと、石の隙間に仕掛けを入れる為針のロストが多くなってしまうので針の予備は必ず準備してください。
まとめ
私もここ淀川での手長えびの釣りを初めて数年になりますが、きっかけはTV番組で紹介されたのがはじめです。それまでは淀川のハゼくらいしかしりませんでしたが釣行する内に都会の中の淀川では ハゼ 手長 ウナギ キビレ シーバス など 多様な釣りを楽しめる事を知りました。
皆様も家族連れで休日の1日のんびり挑戦していただければと思います。
小さなお子様連れなら夜半は無理ですが盛期になれば海老江近くの河川敷公園辺りの岸際で昼間でも充分釣れます。
ここ淀川ではエビが釣れ始める日が絶対この日とは断定はできませんが他の方もブログにUPしているみたいなので調べてみてください。
6月に梅雨入り宣言がでて一雨降ればほぼ確実だと思います。
私も釣行で結果出ればブログにアップしてみますのでたまにのぞきに来ていただければ嬉しいです。
特に手長やハゼの天ぷらなどは絶品である意味食べる楽しみもありますので、お子様連れの身近なレジャーにも最適だとおもいます。

では今回はこの辺で終わりにしたいと思います。